重要な遺言作成

重なった古いノート

遺言作成というのはドラマなどではよく見ますが、身内ではあまり聞きません。大した財産もないからかもしれませんが、法律の教科書などでは興味深い事例がたくさん登場してきます。特に後になって争われるのは、自筆かどうかの点です。その時期はそのような判断能力はなかった、だの、強引に手を持って書かせただの当の本人がこの世にいないことをいいことに、財産目当ての人たちがありとあらゆる手を使って紛争をしかけてきますし、弁護士もノリノリで互いの中傷合戦をしてきます。これでは故人も浮かばれないというものです。そういうことのないようにしっかりとした遺言作成を公証人役場に出向いて作っておこう、という人も残念ながら見かけません。

遺言作成は毎年のように更新してもいいですし、楽しみにして作成する人もいるでしょう。後で次々に発見されたらそれはもう驚きになることでしょう。金融機関に遺言の話をすれば、この手続きの帰趨がはっきりとするまで口座はすっかり凍結させられてしまいます。いくら生前面倒を見ていても、だめなものはだめです。争いになるパターンは相続人同士が、疎遠だったり、もともと仲が険悪だったりした時です。争いを好まない人はとっくにこのような争いの場から去っていきます。執念深い人たち同士はいつまでもあくなき争いをやめようとはしません。それで、長期的な裁判闘争になることもあります。特に財産家でなくても、もめる人たちは本当にもめていくものだと感心させられます。これをなるべくでも防止するのは遺言作成のなせる業といえます。